電雲日報其二百獣麓
水曜日の報告
『太陽を盗んだ男』をやっと観られた、やっぱりすごかった。タブーに切り込んだアナーキーなストーリーは、当時の方が荒唐無稽で、今の方が妙にリアリティを増している。ジェイソンかゾンビかよって言うくらい菅原文太のラストシーンは強烈だし、常に焦点が定まっていない沢田研二のオタク青年っぷりもいかれていた。『の、ようなもの』もそうだけど、沢田研二はこういう役があっている。ぶっ飛んだDJ役の池上季実子もキレイだった。東映の大作映画なのにギリギリのところで勝負している辺りが、現代とはちょっと違うように思う。実際に制作費は膨大だったのに興行的には失敗だったらしいし、ビデオなんかもすぐに絶版になってしまった。だけど、それだけの熱量がのちの熱烈なファンを生み出して、70年代日本映画ベスト3として、当時と同じ35mm上映になったんだと思う。面白かっただけでなく、色々と熱くなれた映画。そんなものづくりに近づきたい。
平成31年1月3日 木曜日
9:00 荷物整理
12:00 機材整理
14:00 テスト撮影
17:00 プリント
20:00 情報収集
断捨離する。身も心も荷物も軽やかになるために。明日の撮影のために照明を選ぶためのテストをする。できるだけ荷物は少なくしたいが、悩ましいところ。プリントをしてからは色々と情報を集める。