流木とブルーバード


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『その流木は風景の中でひとつのランドマークとなり、一羽のツグミが羽を休める場所だけでなく、ホッキョクギツネがテリトリーの匂いを残すひとつのポイントになっていたのかもしれません。また流木はゆっくりと腐敗していきながらまわりの土壌に栄養を与え、いつの日かそこに花を咲かせるのかもしれません。そう考えると、その流木の生と死の境というものがぼんやりしてきて、あらゆるものが終わりのない旅を続けているような気がしてくるんです』 星野道夫『旅をする木』あとがき 鉄や油のブルーバードが土壌に栄養を与えることはできない。でも、ヒトの記憶の片隅で、心に栄養を与えないとは言えないだろう。だから星野道夫が感じたアラスカの景色は、どこにだって広がっているハズ。やっぱり世界は美しいのだ。

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頑なに写真と向き合っているフォトグラファーY。苦しみの先からだけ創造されるものの力強さ。その境地に立とうとしている姿に感銘を受けた。多くの人をこれでもかと悩ませる写真にもありがとう。

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​© photo by Chokko Yamadaya