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電雲日報其二百獣七

虚実皮膜が宿ってる。 土曜日の報告 キネマ旬報80年代邦画部門第2位の『ゆきゆきて、神軍』が柏でやっている! 封切時に観てるんだけど、当時とはまた違う印象だった。戦地でのタブー、戦争犯罪を暴いている姿が昔観た時は痛快だったけど、いま観てみると、奥崎謙三は強すぎて弱い人間の感情などを理解できないんだろうなぁ〜と。目的のためには手段を選ばないし、遺族のためではなくどこか自分のためにやっているようにも映った。「みんなが語ってることなんていい、あなたがやったことを語ることが、戦争を抑止になるんだ。死んでいったものもそれを望んでいる」と、病人に暴力を振るいながら詰め寄るシーンなど、まさに虚実皮膜。どこまでが本当で演出なのかわからなくなってくる。でもそれがやはり強烈で、現代の人間にも突きつけられている普遍的なテーマのようにも思えた。この撮影後に中隊長宅で殺人未遂を犯してる奥崎謙三の、その事件に至るまでを描いてるようにも思える。戦争体験した撮影当時の60代から70代の人たちの姿が、いまの同年代と比べてかなり老けてみえた。一人ひとりの人たちの悲しそうな目の奥が印象的だった。徹夜明けだったけど、とにかく目が覚めた。古いものばかりを追うのは好きじゃないけど、こういうのは時を経て観る価値があるな。 平成30年12月24 月曜日 8:30 雪山準備 10:00 荷物整理 11:00 荷物発送 12:00 製本 16:00 出発 19:00 新潟着 20:00 情報収集 準備をしながら荷物の整理をする。いくつか見当たらなくて困ってるモノがあるから、見つけたい。午後は製本の試作を完成させる。 

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